無題ドキュメント

 

 

秋休みダニエル子供劇場
『野ねずみ将軍番外編』

 

 

 

 

その夜、使い慣れた自分プリントの枕を抱えた関興が
そう言った。

 

 

もちろん親愛なるおじ上にである。
小さい頃はよく怖い夢を見てはぐずる関興張苞に
添い寝してやっていたが、成長してからは初めてであった。
しかし幼い頃から成長を見守っていた可愛い甥の願いである。
ちゅう子龍は断わるわけもなく快諾したのだった。

 

 

そこへ来たのは趙雲の番犬ことケ芝である。

 

 

 

こんな夜遅くにケ芝が尋ねてくる事など今まで無かった為
何事かと思ったが、どうやら今朝結った三つ編みが
いつもより緩かったようで、寝相が悪いちゅう子龍であるので
寝乱れてぐしゃぐしゃになってしまわないよう結びなおしに
きたらしかった。
(ちなみに右上は『CRヴァネスの海』)

 

 

(ケ芝の目が隠されてしまったので急遽タモさん)
「今度こそ髪切っただろう」
「切ってません」

 

 

趙雲が眠気でうとうとしていると、いつのまにか
ケ芝はいなくなっていた。
ちゅう子龍は不安になって名を呼ぶも、返事は無かった。

 

 

「どうしたのですかおじ上、こんな時間にお一人で・・・泣いているのですか?」
目の前に立っていたのはケ芝ではなく張苞であった。
「張苞、ケ芝がいない・・・・。」
寂しそうにそう言うちゅう子龍がどうにも可哀想に思えて、おじに甘い張苞は
この場にいない男に向かって舌を打った。
「チッ、あいつおじ上一人にして何してんだ?おい、ケ芝
おじ上が呼んでいるんださっさと来い!」

 

 

少しもしないうちにケ芝は走って来た、どうやら声が聞こえたようだ。
「将軍、お帽子を」
「ケ芝!」
どうやら数日前廊下に落としていたちゅう子龍のナイトキャップを
渡そうと思ったまま忘れていたのを取りに行っていただけのようだった。

 

 

 

 

 

 

おまけ

なんかもう目が覚めちゃってケ芝に懐くちゅう将軍。
オン君ちゃんとベガスTシャツきてますよ!wwそれにしても似てるなぁ!

 

 

 

守綱さんをベッドへ誘うヴァネス。
なんとフラフラと行こうとした守綱さんを全員で引き止めました。

 

 

ぐりこさん:ケ芝・ヴァネス アツコ:ちゅう将軍
     です。

 

 

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